【裏話】広告費の入金方法で経営状況が天と地ほど変わる
WEB広告運用をしていると、「広告費を事前に預かるかどうか」という話が契約時に出てきます。
広告主のお金の流れにも直結するので、調整が発生しやすいポイントになりますが、今日はここについての話をします。
今日のお話は広告代理店からの視点です。
目次
- 1、入金方式の3パターン
- 2、事前入金(事前に広告費を預かる)のメリット
- 3、事前入金(事前に広告費を預かる)のデメリット
- 4、後払い(立て替え)のメリット
- 5、後払い(立て替え)のデメリット
- 6、広告主が直接入金(アカウント貸し)のメリット
- 7、広告主が直接入金(アカウント貸し)のデメリット
1、入金方式の3パターン
弊社で採用している入金方式には下記の3パターンがあります。
1、事前入金(事前に広告費を預かる)
2、後払い(立て替え)
3、広告主が直接入金(アカウント貸し)
基本的にはなるべく1、難しい場合は3が多いです。2のパターンはほとんどありません。
2、事前入金(事前に広告費を預かる)のメリット
2-1、売り上げが立つ
事前入金の最大のメリットとして、弊社に売上が立つということが挙げられます。
売上が大きくなることで、一般的には会社の取引規模が大きいと見なされます。
そのため、後述する銀行融資など経営の安定施策に繋がりやすくなります。
2-2、経営が安定する(取りっぱぐれがない)
事前入金では広告出稿の前に広告費を預かりますので、先払いして後で回収できないトラブルを未然に防止できます。
また売掛でなくなる分、売掛保証などの保険に入る必要がなくなります。このため利益体質もよくなります。
2-3、銀行融資を受ける根拠になる
業種がWEB広告代理店の場合、銀行融資は一般的に「毎月の安定して使う経費×3ヶ月分」の金額で融資額を考慮します。
そのため、毎月1000万円の広告費を預かって消化する案件があれば、3000万円の融資を受けられる計算になります。そのためこの融資金額はトラブル時の補填に使われたり、事業投資に使うなどWEB広告代理店にとっては選択肢が増えます。
2-4、小規模事業者との取引が増やしやすい
上記のことから、広告費を事前に預かる場合はWEB広告代理店にとってリスクが全くありません。そのためどんな小規模事業者とでも積極的に取引を増やしていくことができます。
3、事前入金(事前に広告費を預かる)のデメリット
3-1、入金が複雑な場合、業務が煩雑になる
例えば
・毎月の広告費の変動が激しい
・決定した広告予算の消化ペースが途中で変わる
・広告出稿時期が運用中に変わる(月の後半分を来月に変更など)
・管理するキャンペーンが多く、キャンペーン毎の予算も頻繁に変わる
などの場合、運用実務以外にもWEB広告代理店側の作業がかなり増えるので、事前入金が逆にデメリットになる事もあります。
広告費の管理には、
1、広告主の出したい金額と時期の確認
2、請求金額、時期が1と合っているかの確認
3、入金された金額が2と合っているかの確認
4、預かった金額を1、2と照らし合わせて媒体のアカウントに入金
5、消化された金額が1、2と合っているかの確認
という手順があり、これらを行うには運用者だけでなく経理や税務との連携もしなければなりません。したがって毎月決め打ちで定額運用でない場合は、かなり管理コストがかかります。
またFacebook広告など、媒体によっては毎月請求でなく、請求金額と消化したアカウントの照合が非常にやりづらい媒体もあります。こうした広告も取引の照合に手間が非常にかかります。
これがWEB広告代理店からすると、事前入金の最大のデメリットです。
3-2、トラブル時に補填をする必要がある
これは広告費を預かっている以上当然ですが、弊社がトラブルを起こして広告費を無駄遣いした場合は補填が必要になります。
広告運用というのは利益率とキャッシュフローが悪いことが多いので、補填はかなりの一大事です。
しかし事前入金での取引の場合は、売上と毎月の経費が上がった分を根拠に融資を受けられますので、融資金額を元に補填をします。
4、後払い(立て替え)のメリット
4-1、広告主のキャッシュフローが良くなる
広告主のキャッシュフローや支払いサイクルによっては、先出しが難しく立て替えて欲しいという要望を受ける事があります。
弊社はこのパターンは基本受けませんが、この場合は立て替えをすることにより取引が広がりやすいと言えます。
4-2、すぐに広告を出したい時に対応できる
広告出稿にあたり事前入金にする場合、請求書を発行して、入金を確認してこちら媒体アカウントに反映させて、とタイムラグができます。
立て替えの場合は弊社で先に決済となりますのでスピード対応を希望される場合も対応ができます。
5、後払い(立て替え)のデメリット
5-1、経営が非常に不安定になる
まず、売掛での取引の場合「利益で元金を回収するまでにどれくらい期間がかかるのか」を考慮する必要があります。
この元金回収というのは後から支払われる広告費のことではありません。「急に飛ばれた時のために、粗利で毎月の預かり広告費用分をプールしておくお金」のことです。
WEB広告運用というのは広告費が大きくなるに従い、売掛や手数料の減額を打診されやすくなります。それなのに扱う金額が大きくなると運用工数が増える分リスクも増え、さらには広告主が広告費を払わず消える(飛ばれる)事例もそこそこ聞きますのでこうした対策が必要になります。
後払い(立て替え)の場合はこうしたことを考慮しなければならないので、お金の流れが非常に悪くなります。
弊社ではWEB広告運用を広告費の20%で受けていますが、ある程度のレベルの優秀な運用者を担当にすると粗利で8%〜10%しか残りません。
そのため元金回収までに単純計算で10カ月かかります。さらに長期間の場合決算を跨ぎますので、粗利に法人税がかかり30%程度持っていかれます。
こうして税金を考慮すると粗利は5.6%〜7%となり元金回収までに20ヶ月程度かかります。20ヶ月を超えてようやプールする分を超えて自由に使える粗利になることを考えると、非常に割りの悪い取引となります。
5-2、未回収のまま飛ばれる可能性がある
前述の通り、広告費を数1000万程度立て替えしていて飛ばれた案件を何度か聞いたことがあります。
上記の事例では、知人の通販会社で広告運用をしていた案件でした。
ある程度の企業でも計画倒産はあり得ますし、私も他人事ではないと考えています。
この場合は一瞬にして自社の負債となってしまいますので、一生を棒に振る可能性もあります。
5-3、回収できない危険性があるので契約が煩雑になる
万が一広告費の回収が出来ない時の場合を想定して、立て替えでは契約をかなり厳重に結ぶ必要があります。
・通常の法人同士の契約
・法人が倒産した場合も代表または役員、その親族が売掛金を全額支払う公正証書を取り交わす
・代表者、親族、役員の現住所がわかる住民票の提出
・上記全てを弁護士同席の上行う
くらいは最低限した方がいいかなと思います。
売掛というのは聞こえはいいですが、「一時的に借金してお金を肩代わりすること」に変わりはありません。したがってそれなりの契約が事前に必要です。
上記を提示して断られるくらいなら始めから契約する必要もないでしょう。
5-4、売掛保証に入る必要があり、利益率が非常に悪くなる
広告費の回収ができない場合を想定して、売掛保証に入る必要があります。
ところがこの売掛保証、会社により幅はありますが1〜3%と結構高額です。
上の項目で書いたとおり広告運用の粗利は税引き前で8〜10%、ここから1〜3%引かれてしまうと経営的にはかなりの打撃となります。
こうしたことから、基本的に先払い(立て替え)ではデメリットがメリットを圧倒的に上回ります。したがって弊社では基本的に行っておりません。
6、広告主が直接入金(アカウント貸し)のメリット
6-1、広告費管理が広告主になるので運用側は楽
請求書の発行から入金金額の確認など、3-1で書いた工数を全て削減できるので、広告費の管理がなくなり代理店としては非常に楽になります。
6-2、広告費の変動や予算の入れ替えが激しい場合の対応が楽
広告費の変動や予算の時期をずらすなどイレギュラー対応が多い場合、この方式ですと広告主が会社の意向を素早く反映しやすくなります。
そのため運用側としても運用に集中できる環境が構築でき対応が楽になります。
6-3、未回収の心配がない
広告主が直接アカウントに入金するパターンのため広告費の未回収が発生する(飛ばれる)心配がありません。その点では経営リスクが非常に低くなります。
7、広告主が直接入金(アカウント貸し)のデメリット
7-1、入金に関して、広告主側の手間が増える
入金業務のコストを広告主が負担することになるので、広告主にとっては意外とここが負担になったりします。
広告主も担当者が予算を決めた後、経理担当者がYahoo!いくら、Googleいくらと振り込むことになりますので、意外と自社で管理しようとするとうまく予算が反映されないことがあります。
また、Yahoo!は検索とディスプレイで振込口座が違ったり、GoogleとYahoo!でカード決済時と引き落とし時のタイミングが変わったりしますので経理担当者の工数はわりと増えてしまいます。
7-2、売上が立たずトラブル時補填もできない
WEB広告代理店としては広告費を預からない分、売上が上がりません。
したがって2-1〜2-3で書いたように経営面で見るとやや評価は落ちますし、案件が増えても銀行から融資金額が増えることはありません。
仮に月100万円の案件で補填が必要になった場合、毎月の運用費では粗利が少なすぎてとても補填することができません。
となると補填の際には融資からお金を取り崩す必要があるのですが、アカウント貸しの案件が増えても融資の根拠となる「売上」「毎月の経費」が増えません。そのため融資を受けられません。
またアカウント貸し契約の場合、運用データを抜き取られる可能性もあるので、広告代理店側にもある程度のリスクが発生します。
こうした背景から、弊社ではアカウント貸し契約の場合はトラブル時の補填ができない契約内容になっています。
7-3、突然広告主が出稿を辞める可能性がある
広告主自身で広告費の振り込みをしていると、ふと「今月は出稿いらないんじゃね?」となり契約中にも関わらず急停止される可能性があります。
この点毎月広告費を預かる場合と比べて契約の継続率が落ちやすくなる可能性があります。
もちろんそんな事を言われても契約期間中であれば運用費を請求しなくてはなりませんが、気まずくなる事はこの上ないです。
したがってここの部分は事前に話をすり合わせておいて、書面で合意を取っておく必要があります。
以上になります。
広告代理店の運営をする方は役立ててみてください。
【WEBマーケ】企画,クリエイティブ,コンテンツを軽んじたらマーケターとして終わり
少し前、クライアントのサイトリニューアルに関する会議に参加しました。
そのクライアントは、大手のSEOに強い会社の監修でサイトをリニューアルしたいという意向でした。
ただ、リニューアルするにしても何を聞いたらSEOの腕が確認できるのかわからない。
だから同席してくれ、ということで何回か会議に参加しました。
相見積もりを取っていたので、その会社以外の見積もりを取った会社の会議にも参加しました。
で、大手のSEO会社さん(S社とします)に聞きたいことは全部聞いて、これは大丈夫そうだなと思ったんですが、1点だけいまだに気になってる発言があります。
それは「B社さん(相見積もりとった会社)はコンテンツ会社ですからね〜」っていう発言です。
多分、B社もSEOは得意だけど記事制作に強いSEO会社で、S社はSEOの技術的な部分のエキスパートですよ、っていうことを言いたかったんだと思います。
で・す・が・!!
これ納得いきませんね。
SEOの営業としては言ってもいいかもしれないですけど、マーケターとしては完全にこの一言でアウトかなと思います。
少なくとも僕の周りでコンテンツ制作に強い会社を軽視する発言をする人は1人もいません。
ちょっと考えればわかると思うんですけど、検索で1〜3位に同じようなサイトが並んだ時、どこで差がつくかというとコンテンツですよね。
どれだけGoogleアナリティクス見て、必死でサイトの改善案出したとしても最終的にいいコンテンツがなければ成約しません。
広告だって、いいクリエイティブが作れないと興味付けできないし、流入しないし、成約が遠ざかります。
商品並べただけの、商品以外になんのコンテンツもないサイトで購入されるかって、されないんですよね。
されるとしたらサイト流入前の接触でなんらかのプラス情報があるからで。
逆に優れた企画,コンテンツ,クリエイティブがあれば、それって解析を超える可能性があるんですね。
ちまちま数字を見ながら作ったものでは動かない人を動かせたりすることもあります。
私はSEOや解析が専門ではありますが、SEOとか解析というのはそれ単体で人を動かせるようなものではありません。
あくまで基にある「価値あるコンテンツ」を広めたり、ブラッシュアップするためのものでしかないです。
だから私は優れたコンテンツを作れる人をこの上なく尊敬してますし、実際どんなマーケティングをするにしても外せない要素だと思います。
というわけで、ちょっと口の軽さを反省しろと思いました。
【WEBコンサルティング】コンサルティング契約でしか提供できないもの
弊社ではWEBコンサルティングを提供しています。
今のところWEBコンサルティングに対応するのは代表の外山だけ。WEBコンサルティング契約を単体で申し込まれている企業にのみサービス提供しています。
つまり、リスティングやSEOなど単体サービスのみで契約されている企業には、代表の外山が出席したとしてもWEBコンサルとして仕事はしません。単体サービスで契約された企業にはパートナーが営業や会議に出向き、基本的に私に直接色々聞かれたい場合はWEBコンサル契約が必要です。
私自身は単体サービスのみ契約のWEB会議に出席することもあるので、ここで分からないことは聞いてしまえばWEBコンサル契約はしなくてもいいんじゃないか、と考えられる方もいると思います。
なので今回は「WEBコンサルとして関わることで契約した企業にどういったメリットを提示できるのか」についてまとめたいと思います。
数字を根拠とした論理的な思考
一般的なマーケとWEBマーケの違いというのは、WEBではアクセス解析をすることでマーケティングを改善する上での重要指標が確認できることです。
自社のマーケティングを向上させる上で何か案があったときに、「それならGoogleアナリティクスでここの指標を確認すればいい」ということを提示します。
例
・自社でブログマーケティングに注力しているが、どういった戦略を立てて記事制作をしていったらいいか?
・新しいキャンペーンを打つときに広告運用上のゴールを何にしたらいいか?
・HPをリニューアルする際にブラウザ毎の表示崩れを確認するにはどのブラウザから優先的に見ていったらいいか?
こんなことに対し、Googleアナリティクスや各種ツールを見ながら回答していきます。
結果的に曖昧さの排除に繋がり、「なんとなく取り組んだけど結果どうなったかも今後どうすればいいかもよくわからない」状態を脱却することができます。
正しくPDCAを回していくことで企業のマーケティングを加速させていきます。
情報の網羅することで視野を広げる
単体サービスでの契約の場合、その施策をブラッシュアップさせるための議論に終始します。そのためマーケティング全体を見て何をすべきか等、それ以外の施策について言及することはありません。
WEBコンサルティング契約中の会社には、WEBマーケの色々な施策を視野に入れて情報を網羅して伝えることができます。
これによりクライアントの視野を広げることもWEBコンサルティングの目的の1つです。
構造化、整理して頭に入れて俯瞰度を高める
効果のある施策があるとすれば、それは何故効果があるのか。効果がないとすれば何故効果がないのか。
SEO,広告,SNS,解析,サイト制作,MAなどWEBマーケ全体を組み立てる上で各施策の関係性はどうなっていて、各施策を進めるにあたってはポイントは何で、自社のビジネスモデルに最適化するためには何をすればいいのか。
こういったことを整理、構造化して社長や責任者に伝えていきます。
言ってみれば、白紙の地図状態の脳内に地図をインストールするような感じです。
これは会社の代表からすると非常に便利です。
言ってみれば思考のリソースを大幅に短縮できて頭がスッキリするので、他のことに思考リソースを割けるようになります。
これも非常に気付きにくい部分ですがWEBコンサルティングの大きな価値の1つです。
最適な打ち手と優先順位の提示
WEBマーケ全体を組み立てて行くにあたって、やるべきことは要は何なのか。
優先順位はどうか。
進めていくとしたらどういうスケジュール感で進めるべきか。
ここを整理して伝えていきます。
貴社利益を最優先した提案
WEBコンサルティングをする以上、クライアント企業を勝たせないと実績を得られません。
例えばHPリニューアルを売ると弊社に1000万の売上が立つとしても、WEBコンサルとして関わる以上は「そのHPリニューアルをすることで貴社のWEBマーケが成功する」という根拠がない状態では提案できないわけです。
逆にHPリニューアルが必要のないタイミングだとしたら「そんなことは必要ありません。今貴社に必要なのは〇〇です。」と伝えるのがWEBコンサルの役割です。
つまり、貴社の必要不必要に関わらず商品を売って売上を立てるスタンスでは絶対に売らない、というのがある種WEBコンサルタントのプライドだと思っています。
弊社の売上のことは2の次。クライアントに本当に必要な事をお勧めするのがWEBコンサルティング契約の目的です。
以上です。
【WEBコンサル+各種施策】ITツール新規リリースのマーケティング実績
少し前に知人の企業でWEBマーケ全体を手伝うことになり、まあまあ上手くいったのでその内容をまとめます。
この会社はコンサルティング契約+その他サービスも取り組んだのでかなりテコ入れできました。
目次
前提情報
物販系効率化ツールの新規リリース
Pythonを使った物販の自動化ツールです。いわゆるAIを使って業務効率化できるというやつですね。
今までクローズドな物販コミュニティで使用されていたものを性能を上げて再リリースする。それにあたって自社集客に切り替えたいとのことでした。
今まで集客はプロモーター任せ
それまでの集客経路はプロモーターが1人いて、その人に任せ切っている状況でした。
プロモーターの抱えているリストに対してプロモーターが集客を仕掛けて無料セミナーに参加させる。そこでクロージングという流れですね。
定期的にコミュニティ参加のプロモーションを仕掛けるのですが、徐々に反応が落ちていているため別の集客方法が必要という判断でした。
今まではCPAが5000円を上回っていた&リストが薄かった
以前までは完全にプロモーターにビジネスの実権を握られていました。プロモーターに集客を握られてしまうというのは開発側にとって非常によくないことです。
この会社の場合、プロモーターの収益配分が異常に高く7割とかだった気がします。つまりはぼったくられてたと言うことですね。(関係者で均等割とか3~4割くらいならまだわかりますが。)
さらにはプロモーター側もそこまでこの商材に対する集客を研究していなかったのかなと思います。そのためリスト取得単価が5000円を超えている上に、成約率が低く決まったとしてもクレームが多くなりがちな、いわゆる薄いリストが多い傾向にありました。
広告予算は月50万円くらい
広告予算は50万円×半年くらいで見てみたいということでした。
KPIは無料登録、そこからのコミュニティ化はお任せ
この案件のKPIはツールの無料登録になります。
マーケティング全体を見ると、無料登録をした後のコミュニティ参加率と有料課金率、継続率を上げていくことが必要になります。
この会社では無料登録後のコミュニティ化は他の担当さんがやる形になっていたので、弊社は無料登録までのマーケティングを整えることに注力して動くことになりました。
取り組んだこと
リサーチ
競合調査
この会社ではコンサルティング契約を結んでいたので、事前調査をガッツリやりました。
まず、市場に出ている物販系ツールを全て洗い出し。その中で一部機能が重複しているものや方向性が同じものなどを整理して、ベンチマークになる競合製品を3つ程度に絞りました。
そこからさらに、競合製品の持つ機能を全て洗い出し、1つ1つの機能を自社製品はカバーしているかどうかを表にして見やすくしました。
この競合調査からこの会社のツールの優れた点を端的に導き出すことができたので、広告への展開が非常にしやすくなりました。
キーワード調査
コンサル契約込みだったので、キーワード調査もかなり本格的にできました。
まずキーワードの切り口を10~20程度作って、全ての切り口に対してキーワードプランナー,aherfs,Ubersuggestなどのツールを駆使してキーワードを抽出。
その他物販系で領域が被っているブロガーやYouTuberなどのインフルエンサー,セミナー系の情報発信者などもキーワードとして抽出しました。
一旦物販系他ジャンルのキーワードも含めて広げて、その後関連性の高いキーワード群を絞り込んでいます。
リスティング広告
ターゲット
リサーチから抽出したキーワードを全て1つのキャンペーンに入れ込んで稼働させました。理由としては1キャンペーン月間30程度のCVを生み出してGoogle側の最適化を進めやすくするためです。
広告文
リサーチから抽出したこのツールの強みをフルに引き出せるよう、コピーライティングを駆使して広告文を数パターン作成しました。(レスポンシブ広告を使用)
YouTube広告
ターゲット
リサーチから抽出したキーワードと関連のあるURLを配信リストに投げ込みました。
動画
動画自体は用意してもらえたのですが。冒頭の1秒でツールの強みが伝わるよう作り直しをしてもらいました。
一瞬で注目させる→冒頭のコピーの意味が理解できる流れで、全部で15秒くらいの動画で短くまとめてもらいました。
LP制作
この案件に関してはLPの構成とコピーライティングを全て弊社が作った上で制作会社に投げています。
ポイントはいかに頭の中にスッと情報を入れるかです。
この案件ではヘッド→動画→吹き出しでセリフの応酬→ブレッド→機能詳細みたいな流れで作りました。
Facebook広告
ビジネス系ユーザーの多いFacebook広告では効率良い集客経路になる可能性があると読んで運用しました。
ジャンル的にGoogleの方がターゲットを詳細に設定できたので、Facebookは探り探りの運用です。
広告はリスティングの文言とYouTube広告の画像をそのまま引っ張ってきて回しました。
SEO
SEOはそれほど取り組みきれていないのですが、ツール名で検索した時に検索結果で出てこないのが弱いと感じたので、YouTube広告に使った動画のタイトルと詳細を変更して検索に引っ掛かりやすくしました。
結果
リスティング広告
リスティング広告は全体的に好調でした。
爆発的なCV(無料登録)の伸びではなく、安定的にCV(無料登録)が出続けました。
CV(無料登録)が安定的に出続けたため、CPA(1件の獲得単価)も2600円と当初の想定より下がりました。
また、CPC(クリック単価)が101円に抑えられたため、広告費全体も想定より少なくても回すことができました。無駄遣いが抑えられた好例です。
YouTube広告
YouTube広告に関しては以下の通り、配信初期にCV(無料登録)が集中する形になりました。
しかし、CVが低下すると同時に表示回数がグッと伸びてしまっています。これはGoogleの最適化がうまくいっていなかった可能性があります。
運用する側としては表示回数が伸びているためもう少し様子を見てみよう、という見方でいたところ、そのままCVが戻らないので配信停止しました。
下記の結果を見ると、CVが落ちてから1週間ほど様子を見て戻らないので予算を半額以下に下げています。それでも1週間ほどして戻らないので停止、という流れです。
しばらくして広告のパターンを追加して小額運用してみましたが、これも反応が取れずすぐに停止しました。
配信開始直後はCPA2000円~3000円とかなり良い状況だったのですが、CV低下後に配信を続けた影響で全体のCPAはかなり高めになってしまいました。
Facebook広告
ツールの無料登録は下記画像の下段のキャンペーンで行っています。(上段は別件の運用)
配信期間が短かったのでCV(無料登録)自体も少ないですが、CPA(獲得単価)4200円程度で回すことができていました。
広告全体のパフォーマンス
トータルするとCV(無料登録)はリスティング158+YouTube30+Facebook19=207件。
CPAは3,660円という結果に落ち着きました。
リスティングだけに絞り込めばもっとCPAを落とすことは出来そうでしたが、初めての自社集客で色々方法を試してみたいという意向がある中なのでまあまあ良い結果が出せたかなと思います。
その他、広告以外からのCVは含めていないのでそちらも入れるともっとCPAは下がります。
今後さらに手を加えるとしたら
リスティング
リスティング広告では、物販系の中でも特定のジャンルに絞ってキーワードを組み立てていました。
そのため物販系他ジャンルのキーワードで広告運用してみるのはありかなと思います。
また、ビジネス初心者系や副業系のキーワードはあまり攻めなかったので、ここを攻略できるとさらに集客数を増やすことが出来ると思います。(CPAは多分上がるけど)
YouTube広告
YouTube広告は消費(反応が落ちるまで)が速いことがよくわかったので、今後やる場合は3ヶ月置きなど間を置いて定期的にやった方がいいのかなと思いました。
また、動画を微妙に変えるだけではダメそうです。テイストから全部かえる必要があるでしょう。できれば企画してくれる人を外部から入れたいですね。
ディスプレイ広告
この案件ではリマケとカスタムインテントを全く使わなかったので、ここも取り組んだら伸び代があると思います。
SEO
一番伸び代がある部分だと思います。まだツール名で検索した時に出てきていないので、ここを出す必要があります。
ツールの機能詳細,使用感,収益報告などを公式ブログに掲載し、上位表示を狙います。
これによりツールの信頼性が上がりツールの登録率は上がるでしょう。
動画SEO
ツールの利便性というのはどうしても文字で伝わりにくい部分がありますので、動画SEOはかなり有効と考えられます。
いくつかの機能を3分くらいの短い動画に分けてアップし、情報の塊を作るとツールの良さが伝わり登録が増えるはずです。
ユーザーに普段の使用画面を画面録画してもらい、それを大量にアップする。文字入れや解説は特になしだったとしても一定の反応は得られるでしょう。
以上になります。
興味を持たれた方はinfo@haruproject.comか
代表の外山宛にLINEを下さい。
【Yahoo!サジェスト虫眼鏡SEO】なかなか上がらないBIGワードに即効性
弊社のクライアントの中には、SEOのBIGワード表示が戦略上どうしても必要な会社さんがいます。
表示される場所
施策の前にした方がいい調査
表示させる方法
実績
このキーワードは検索広告の月間想定広告費が240万近くありますが、Yahoo!サジェスト虫眼鏡ですと月30,000円程度で対策できてます。
Yahoo!キーワードプランナーで月間約120000回表示の検索ワード
このキーワードは検索広告の月間想定広告費が90万近くありますが、Yahoo!サジェスト虫眼鏡ですと月30,000円程度で対策できてます。
Yahoo!キーワードプランナーで月間約21000回表示の検索ワード
このキーワードは検索広告の月間想定広告費が45万近くありますが、Yahoo!サジェスト虫眼鏡ですと月30,000円程度で対策できてます。
実際CVに繋がるかどうか
【リスティング広告】M&A,事業承継先の募集がたったの5万円で出来た話
少し前の話ですが、懇意にしている制作会社からWEB広告運用の話を頂きました。
珍しい案件でしたが、実際に運用してみてちょっと考えられない結果が出たのでシェアしておきます。
案件内容
頂いた案件内容としては、下記の通りです。
・発電系事業
・現在抱えている事業を譲渡、または売却したい
・現在の事業は業界では他にない技術を保有している
・社長が年齢的に引退近い
・月7万円×半年くらいの広告費でなんとか提携先を見つけたい
・HPは別途制作
・社長はメールもまともに出来ない状態
・社長がリスティング広告をどうしてもやりたい
初期抱いていた懸念点
初めはこの内容を聞いた時に、DMを作って関連のある会社に送りまくった方がいいんじゃないかと思いました。
発電系の事業承継となると、すり合わせに時間がかかりそうな気がしましたし、当の社長がメールすらまともに使えないようでは厳しいんじゃないかと感じたからです。
発電系のキーワードを調べたところ、検索ボリュームは多いものの細かい組み合わせのキーワードは少なそうでしたので下手をすると関係のないクリックを集めて広告費がなくなってしまう可能性もありました。
しかし、社長のどうしてもという希望があってリスティング広告を出稿することにしました。
運用時に気をつけたポイント
運用時に私が気を付けた点は以下の通りです。
表示回数を最大化させる
Googleの入札戦略にはコンバージョン最大化やクリック数の最大化もありますが、それらは使わず表示回数を最大化させる方針で行きました。
なぜかと言うと非常に特殊な案件だったため、そもそも興味のある人の目に触れることが難しいと考えられたからです。興味のある人の絶対数が少ない場合、クリックやコンバージョンで最適化させると表示回数は絞られてしまう可能性があります。そのためこういった戦略を立てました。
結果的にはビッグワードにも関わらず1クリック45円程度で回せたため非常に良い結果が得られました。
ロングテールはあえて使わない
事業内容が特殊な場合、この事業を知らない人が自分から複合ワードを使って検索で辿り着くことはないと考えました。
予算が少ない時、通常はロングテールや複合ワードで攻める場合が多いと思いますが、3日ほど経っても一切露出がされないためロングテール狙いは一切やめました。
キーワードは2軸でのBIGワード
「〇〇発電」系のBIGワード、または「事業承継」「事業譲渡」などのBIGワードの2本柱で露出を図りました。
広告文が肝
この依頼主は業界でも珍しい技術を持っているということでしたので、関係者が見たときにその特異性とメリットが一目見て分かるような広告文を作成することが重要です。
そのため一般人にはわからないけど専門筋の人であれば良さが一目でわかる技術的な文章を何点か作成し、広告文に入れ込みました。
またタイトルに事業継承者を募集していると大きく書き、該当者がすぐにクリックできるように誘導することを意識しました。
結果
CVについて
まず、この案件に関しては管理画面上でCV計測をしていませんが、確認したところ初めて半月くらいの段階(2,3万円使った段階)で1件本商談が入り一旦広告ストップ。
その商談が流れた後、出稿再開して約5万円使った所で再び1件本商談が入り、その事業者で正式に譲渡が決まったとのことです。
半年の予定が1ヶ月そこそこで成約に至ってしまい、運用している私がびっくりしました。
表示回数、クリック、クリック単価など
ビッグワードメインでの表示でしたがクリック単価は低めで抑えられました。クリック率が想定していたより高かったことも相まってクリック数も稼ぐことができました。
また表示回数も稼ぐことができています。
まとめ
本件の結果が非常によかったのは、そもそも譲渡しようとしていた事業が素晴らしいものだったことが大きな要因だったと思います。
また、最近M&Aがかなり多いのでこういった案件は今後増えていくのかもしれません。
M&A,事業譲渡、事業売却、事業承継などのジャンルでリスティングが使えるというのはかなり意外ですが、使いこなせば媒体掲載費や成果費用が出せない会社でもうまくやれるかもしれません。
こうした案件がある際は是非info@haruproject.comまでご連絡下さい。
SEOを発注する前に、検索施策で考えるべき9つの大枠
SEOの需要って未だにWEBマーケ案件の中でもかなり多いですが、残念なことに視点が狭いままSEOを依頼したり、業者の言うがままになってる会社が結構あります。
SEOをやろうとする前に、まずGoogle,Yahoo!メインの検索施策では全体像としてどんな施策が考えられるのかを抑えておくと良いです。
始めからSEO業者に相談してしまうと、当然のことながら通常のSEOしか教えてもらえません。気をつけましょう。
私であれば検索エンジン施策の要望を受けた時、9つの施策を考えます。
ザッと上げてみます。
SEO
よくある一般的なSEOです。検索画面上の自然検索枠で上位に表示させます。
広告枠ではない部分に表示できることでサイトの信頼性が高まり、問い合わせに結びつく可能性が高くなると考えられています。
表示される場所は通常検索枠なので、広告枠の下部になります。
検索画面上部の見え方は不定期で変わっていきます。検索枠より上部にGoogleマップがでることがあったりと、キーワードによっては通常検索枠で表示させても想定より下に来ることもあるので注意が必要です。
SEOのメリットは広告費がいらないことです。一方でSEOであれば費用が全くかからないというわけではありません。会社によってはSEOコンサルで月100万近く支払っているところもありますし、SEOのためのサイト構築や日々の更新で数1000万単位かけている会社もあります。
SEOに取り組みむかどうかは広告費との兼ね合いでどちらが得かを検討した方がよいです。毎月リスティング広告費で数100万かけていて、成約が取れるキーワードはデータが取れているからあとはコストダウンしたい、など明確な目的を持って取り組むべき施策がSEOだと考えています。
SEOのデメリットは上がる保証がない事と、施策に一定の期間が必要な事です。
表示されるまでの時間がかかるため、当然表示された後のユーザーの反応を見てコンテンツを作り変えたりなどにも時間がかかります。スピード優先で取り組みたい企業にはSEOよりもWEB広告の方が向いていると考えられます。
SEOは内部SEO、外部SEO、コンテンツSEOで成立します。その他最近はサイトそのものの作りが重要になってきています。画像の形式や表示速度など、ユーザーにとってどう見えているかの部分です。Googleは検索時のユーザー体験向上をより良くすることを目指しているので今後この流れは加速していくでしょう。
SEOの難易度は年を追うごとに上がっています。業者に依頼した時の費用やSEOに伴うサイト改修,コンテンツ作成費用も上がっていっています。そこを加味して勝算がある場合は取り組むとよいです。
一昔前にSEOの営業会社が物凄い数いた影響で、中小企業の社長さんもWEBはわからないけどSEOは知ってるみたいな人が多いです。しかしこれからの時代はデメリットも押さえた上でSEO施策と向き合った方が失敗せずよいのではないでしょうか。SEOだけを盲信しSEOだけやっておけばなんとかなると考えるのはこれからの時代非常に危険な考え方です。
リスティング広告
検索上位に表示される広告です。
広告費はかかりますが、キーワードによっては、SEOをやるより成約が取れる場合もありますし、費用もSEOより安く済む場合もあります。
リスティング広告の分かりやすいメリットは、表示され始めるまでのスピードと検索画面の最上段という最も目立つ掲載位置を狙えることです。
また、ユーザーがわざわざ自分の手で検索しているタイミングで広告を出すので広告を見せるタイミングとしては最高で、あらゆる広告の中で最も成約に結びつきやすい広告になります。
その他、リスティング広告の最大のメリットはキーワード,広告文,LPのテストが出来ることです。つまり集客しながら調査という意味でのマーケティングができます。
そもそもWEBマーケに取り組み始めの会社の場合、どのキーワードで成約が取れるのかデータはありません。またそのキーワードで検索したユーザーが何を求めていて、どんな広告文にするとクリックしてもらえるのか分からない状態です。
LPもしかりで、どんなLPの構成だと広告をクリックしたユーザーが離脱せずに成約するのかわかりません。
リスティング広告ではキーワード,広告文,LPをいくつも登録することができるので、そこから企業にとっての最適解を見つけ出すためのテストができます。
リスティング広告のデメリットを提示すると、キーワードによっては単価が高くなることです。単体ワードなどの場合、1クリックで500円以上,1000円以上などかかる場合もあるので、広告費をすぐ消化してしまったり、または広告費が非常に高くなったりします。
そのためキーワードの競合性と平均クリック単価,想定CVなどを加味して、SEOをやるべきかリスティングをやるべきかを判断すると良いでしょう。
MEO
Googleマップで上位表示させる施策です。
Googleマップは最近Googleが色々な検索ワードで表示させる傾向にあるのでキーワードによっては非常に強力です。
また業種によっては競合が未だに全くない業種もあり人知れずアクセスを集めまくっているクライアントもいます。
その他社名検索をされた時に詳しい情報をサッと伝えるのにも有効なので、ある意味ブログやHPより便利な面もあります。
サジェスト、虫眼鏡
検索窓にキーワードを打ち込んだ時のサジェスト枠や虫眼鏡マークの関連検索に表示させる方法です。GoogleよりYahoo!の方が表示させやすく費用も安くなります。
検索ワードによりますが、ビッグワードで対策できる場合はかなりアクセスもCVも集まり、コストパフォーマンスもいい傾向にあります。
YouTube
YouTubeで動画を作ると、YouTube検索だけでなく通常検索でも上位に表示されやすくなります。また検索結果に反映されるスピードも早く、動画をアップして2,3日後には2P目に表示されたなどの事例もあります。なのでSEO施策を考える時、「どういう動画が上位に来ているか、または今後来る可能性があるか?」はSEO考える施策に漏れがなくなります。
YouTubeは世界第2位の検索エンジンとして知られており、またGoogleも今後は検索結果に動画が多くなることを予測として出しています。そのためSEOを考える場合YouTubeというのは外せない対策になってくると考えられます。
SEO上位媒体への掲載
SEO上位媒体への掲載既に上がっているまとめサイトなどに掲載を依頼する方法です。媒体によっては掲載費用がかかったり、契約期間に縛りがある場合があります。
また業界に特化したポータルサイトを構築している場合、自社HPを制作して広告で誘導するよりも成約率が高くなることが考えられます。しかし一方で成約は発生しないのに掲載費用だけがかかる場合もあり、媒体のビジネスモデルや担当や業種でも変わってきます。
そのため一旦自社HPで一定期間広告を回してみて、1件成約あたりどの程度の費用がかかるのかを調査した上で媒体掲載をすると無駄のない運用ができると考えられます。
Discovery
いわゆるGoogle砲というやつです。スマホですと検索窓の下に、ユーザーが興味のあるジャンルの最新記事が掲載されます。
最新情報系のものが載りやすくなります。新商品が多い業種や、ブログを頻繁に更新できる会社なんかは狙っていけるでしょう。
Googleショッピング
通販系の業種で、検索画面上で探す商品なんかは向いてます。
特に自社ECでの販売を増やして行きたい企業などは取り組むと良いでしょう。
画像検索SEO
見込み客が画像検索で問い合わせまで結びつける商品の場合、向いてます。例えばアンティーク系の通販なんかは可能性がある気がします。
一方で物販で販売代理店が多数いるような業態の場合、画像自体での差別化というのは難しくなりやすいでしょう。その商品自体に独自性があるとか、取り扱いが自社しかないような商品であれば取り組む意味が出てくると考えられます。
と、ざっとこんなところですね。
上記はGoogle、Yahoo!と連動した検索エンジンの施策ですが、もっと言うと上記に加えてAmazon,楽天などモール系SEO・媒体毎のSEOと分かれていきます。
これらはモールや媒体毎にアルゴリズムが異なるので、個別に戦略、戦術を練っていかなければいけません。
こう考えるとSEOって果てしないですね。
業種によってはGoogleで施策をするより売上に直結する場合も全然ありますから、満遍なく色んな施策を視野に入れる必要があります。
「SEO」と考えた時は、こんな感じで色んな切り口がありますので、各施策のメリットデメリットを把握した上で施策の選定ができるWEBコンサルタントがお勧めです。
無料相談も行ってますので、弊社にご相談されたい場合はinfo@haruproject.comまでどうぞ