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リーチローカルのReachSearchを使ってみた~コンサルと組み合わせて問い合わせ430%の実績~

こんにちは、Haru Project の外山です。

 
私は普段WEBコンサルティング以外にも
リスティング広告運用のサービスを取り扱っています。
 
かなり細かい部分まで設定が必要なので、
自分ですべて引き受けると死んでしまいます。
とにかくリスティング運用には時間が膨大にかかりますので。
 
 
なので基本は腕のいい外注さんに頼むようにしています。
 
 
外注さん選びの方法は別の記事で書かせて頂くとして、
今回はリーチローカルのReachSearchというサービスを使ってみて、
かなりいいサービスだなと思ったので、
私なりに客観的な評価を書かせて頂きたいと思います。
 
目次
1,リーチローカル社について
2,リスティング広告業界の全体像
3,使ってみた結果
4,良いと感じた点、不便に感じた点
5,結論
 
 
 
1,リーチローカル社について
 
リーチローカル社はこちら
ReachSearchはこちらのサービスです。
 
 
リーチローカル社はリスティング広告の運用会社としては、
世界一の規模の会社です。
 
日本でもGoogleのプレミアパートナーというポジションを取っています。
このプレミアパートナーですが、
タウンページとかも入っているみたいですので、
顧客数を元に選ばれているのではないかと思います。
 
 
サービスの特性を見ると
・通常のリスティング広告の運用
・コンバージョン計測
・システム運用を含めた運用最適化
 
が特性となっています。
 
 
ひとことで言ってしまうと、
電話を含めたコンバージョン最適化に特化された
リスティング運用システム
であると言えます。
 
 
地域集客や、決済システムを絡めない広告戦略には
かなり使える手法だなと感じました。
 
実際、Googleにある有名な広告配信システムを提供した会社の
創業メンバーが作った会社みたいです。
 
 
初期のGoogleAdWordsでは、
広告費が月予算50万円とか、それなりに費用をかけていない会社以外は
コストパフォーマンスが悪く、継続率が著しく低かったようです。
リスティング広告って設定の手間が凄いかかりますからね。
 
それを解決したのがリーチローカル社です。
月10万円とか、場合によってはそれ未満とか、
そんな予算感でもコストパフォーマンスをプラスに出来るような運用を
提供出来ることが強みで、爆発的に顧客数を増やしているようです。
 
継続率も非常に高いようで、
社外秘みたいですが話を聞いたときは非常に驚きました。
 
中小企業の味方ですね。
と、まあそんな歴史があるようです。
コワモテの営業担当者様がお話されていました。
 
 
 
 
2,一般的なリスティング広告業者について
 
次にコンサルの視点から
一般的なリスティング広告業者の
レベル感についてお話しします。
 
 
 
リスティング広告の運用担当者のレベルにはかなりバラつきがあります。
 
業者のレベルもピンキリですので、
基本的な機能が押さえられていない業者も普通に結構見受けられます。
 
例えば
・地域設定がされていない(笑)
・予算設定がめちゃくちゃ
・リンクオプション設定がない
・キーワードの登録数が著しく少ないためリサーチとしての機能を果たせない
・そもそもヒアリングが適当
・コンバージョン計測がされていない(笑)
 
みたいなこともよく見かけます。
 
コンバージョン計測にしても
・問い合わせだけで電話コンバージョン取らない
・メールからのコンバージョンが計測されていない
Googleアナリティクスとの連携をしない
・コンバージョン設定した後のチェックをしない(笑)
・入札戦略設定を知らない
みたいなこともしばしば見かけます。
 
ちなみに一部上場企業とかでもザラにあります。
 
 
営業や運用担当が上記のような基本知識を知らない場合もあります。
それは単に勉強不足という事で置いておいて、
業者の中には知っていてもやらない場合もあります。
 
・設定が面倒くさい
・対策に時間を掛けずに運用費だけ取りたい
 
と思っているような悪質な会社は、
そもそも突っ込んだ提案自体をしません。
 
手数料取って、
適当なターゲット設定で適当に広告をぶちまけて終わりです。
 
 
じゃあ、Googleから電話が掛かってくるし、
GoogleAdWords担当者に任せちゃえばいいんじゃない?
と思うかもしれませんが、それも実は担当次第なんですね。
 
実際、私のクライアントでも
Googleの広告運用担当者に任せて
 
・必要のないリマーケティングを提案されて月50万以上無駄遣いされていたケース
・クライアントは問い合わせを増やしたいのに、なぜかコンバージョンの最大化ではなくクリック数の最大化戦略を取っている。結果上手くいかない。
 
といった、あまり腕の良くない担当者と遭遇した結果運用がうまくいかないケースはよくあります。
 
Googleの広告運用担当者は、広告費を増やさせるのが目的であって、
運用を極めるのが目的ではないんですね。
なので、Googleの担当に任せても必ずしも上手くは行きません。
ここがポイントです。
 
 
 
 
こうした質の低い業者が多い中、
リーチローカル・ジャパン社の運用はかなり質の良いものだと感じました。
 
契約が完了すると、
まずヒアリングシートが送られてきます。
 
シートは機密上見せることが出来ませんが、
お客様の業態を細かく知るために、質問事項がかなり設定されています。
適当にやっといてよ、という感じの社長にとっては若干面倒くさいかなと感じる程度の量があります。
 
まず、ここのヒアリングがしっかりしていることはよい点です。
 
 
続いて、設定面です。
私と担当者様とでリサーチ、キーワード選定、広告文などを決定し
その上で設定に入ります。
 
この辺りはクライアントとの
コミュニケーションの距離感の部分があるので割愛します。
ちなみにリーチローカルの担当者様と話をしてみたところ、
非常に話がしやすく元営業の私の目から見ても大したものだなと感じました。
 
なので、このあたりも問題はなさそうだなと思います。
もちろん担当者にもよるとは思いますが。
 
 
そして次に運用担当者の設定に入ります。
この点は全く問題がありませんでした。
業態に合わせた広告設定をしてもらえました。
 
そして、コンバージョン設定も
・問い合わせフォーム
・メール
・電話計測
とキッチリしてくれます。
 
特に便利だなと感じたのは、
広告経由での電話は全てコンバージョン計測し
通話録音も取ってくれるところです。
 
中小企業は電話問い合わせが多く、
だからといってコンバージョン計測用に電話回線まで引けないよ、
というところが多いと思います。
 
ですが
ReachSearchでは通話録音もデフォルトで付いてます。
これはすごい。。
 
ちなみにHaru Project では一定以上の広告予算の会社様限定で、
通話内容の書き起こしまでしています。
 
これにより、広告経由で有効な問い合わせがどれだけあったのかが
ひと目でわかります。
 
 
さて、最後にコンバージョン計測の設定を完了したら
次に運用に入ります。
 
 
ReachSearchではYahoo!Googleの予算を
自動的に最適化して分配してくれます。
 
また、コンバージョンが取れやすいように
KW毎の予算もシステムを組んで自動最適化してくれます。
当然、コンバージョン計測の結果からフィードバックされた情報を元に、
さらに最適化が繰り返されます。
 
これも非常に便利だと感じました。
 
 
特にこの辺りのメンテナンスは
非常に時間を食うところです。
 
キーワードを細かく登録して、
マメに設定している業者ほど、
丁寧にメンテナンスをしようとすると時間が足りなくなる。
というのが通常のリスティング運用なのですが、
ReachSearchではそんなことありません。
 
コンバージョンに最適化した自動入札システムと、
運用担当者とのチェックの相互作用でこの辺も上手くクリアしているようです。
 
個人的にReachSearchで行うサービス内容を、
一般的なレベルの運用担当者に任せようとしたら、
最低でも月広告予算200万円、手数料40万円くらいの予算感でないと、
任せられないかなと思いました。
 
毎月の膨大な運用コスト(時間、労力)を少数の会社に
割り当ててやっと実現できるレベルの運用はしているかなと思います。
 
 
 
 
3,使ってみた結果
 
私のクライアントでReachSearchを導入してみたところ、
結果を一つお伝えします。(R社がリーチローカル社です)
 
S社様ReachSearch状況一覧

前任G社平均

(サイト変更前)

前任F社平均

(現サイト)

R社平均

(現サイト)

全体      
期間 2013,01~2013,09 2014,01~2016,04 2016,12~2017,03 
インプレッション 230,196 3,929,194 288,236
クリック 3,057 5,516 4,788
かかった広告費 602,058 849,709 682,691

成果

(問い合わせ+電話タップ+メール)

44 13.6 59
通話     43
有効な通話     24
重複を抜いた有効な通話     18
問い合わせ(contact)     15
メール      
有効なコンバージョン(問い合わせ+メール+重複を抜いた有効な通話)     33
広告費/インプレッション 2.61 0.21 2.36
広告費/クリック 197.2 154 143

広告費/成果

(問い合わせ+電話タップ+メール)

13,683 65,362 11806
広告費/有効な通話+WEBイベント     17459
広告費/重複を抜いた有効な通話+WEBイベント(成約数)     24748
クリック率(クリック/インプレッション) 1.33% 0.14% 1.69%
成約率(成約数/クリック数) 1.44% 0.24% 0.62%
 
見て分かる通り、
成果数とCPA(広告費/成果(問い合わせ+電話タップ+メール)の欄)が大幅に改善されています。
 
さらには、G社はリニューアル前の成約率が高かったサイトでの運用なので、
成約率の大幅に下がってしまったリニューアル後のサイトで、
この数字を叩き出せたのは本当に凄いことだと思います。
 
さらにはReachSearchでは重複を除いた新規の前向きな問い合わせ数も計測できますので、
こうした点は成果にコミットしたいWEBコンサルとしては本当に便利です。
 
 
 
 
 
 
4,良いと感じた点、不便に感じた点
 
会社の業態や戦略によって、
適合しない会社もあると感じました。
 
例えば、
・決済システムと組み合せられないので通販会社は適合しない
・コンバージョンを増加させるための運用なので、インプレッションだけを増加させてブランディング化を図りたい会社には適合しにくい
 
という点は気を付けたほうがいいかなと感じます。
 
また、月1000万単位で予算を割いて何10000というキーワードを管理し、
会社の方針に合わせてきめ細やかに調整したいような会社は、
専任の担当を雇ったほうがいいかなと思います。
 
ある程度の予算感で費用対効果よく運用したい会社には
最高の商材の一つかなと思います。
 
 
3点、気になる点がありました。
 
1点目
サイクル毎の運用なので、
(例えば広告費1サイクル10万なら10万が使い切られるまでが1サイクル)
きっかり1月では報告が上がってこないです。
これは正直言ってやりにくいです。
 
営業にしてもクライアントサイドにしても、
月1でチェックして改善を加えていきたいというのが本音ではないかなと思います。
1サイクルが伸びて1月半とかになると請求のタイミングもわかりにくいですし。
まあ、コンバージョンに最適化しているがゆえ、
予算の消化が遅くなったりするのはウェルカムなんですが・・・
 
 
2点目
レポートがわかりにくいです。
コンバージョンに関するレポートはしっかり出て来るので、
ここは全く問題ないです
しかし、3サイクルごとに統合されたレポートのため
キーワードレポート、検索クエリレポートなどが見づらくてしょうがないです。
 
3サイクル目のレポートなのに、
1サイクル目に配信停止したキーワードの情報とかが載っているので、
ものすごいわかりにくい。
この辺はレポートとして全く意味をなしません。
 
結局のところ、
ReachCentralという、現状の運用状況を確認できるツールを使って、
私の方でレポートを作り直さなければなりません。
これは不便です。
 
 
3点目
ReachCentral がやや遅い。
現状の運用状況を確認できるツール(ReachCentral )の動きがやや遅いです。
 
予算が低いクライアントであれば、
情報量が少ないのでReachCentralは比較的スムーズに動きます。
 
ところが、問い合わせ電話がかなり増えてくると、
ReachCentral の情報量が爆発的に増えるため、
動きが遅くなります。
 
私は通話録音の文字起こしなんかもしているので、
この辺りはなんとかしてほしいなと思いました。
 
 
 
以上になります。
 
 
 
5,結論
 
結論としては、ReachSearchは10万円~数100万円程度の
限られた予算を有効活用したい中小企業には、
とてもいいシステムだと思います。
 
あとは、営業や代理店、コンサル側で
レポーティングの部分をカバーできれば全く問題はないかなと思いました。
 
リスティングを始めてみたいという社長や担当者様は
是非検討に入れてみて下さい。
 
 
 
 
追伸
 
Haru Project 経由でReachSearchにお申し込みを頂けますと、
事前コンサルティングを綿密にした上で初期設定など私が対応致します。
文中の運用実績はヒアリングの段階から私が関与して、
ガッチリ戦略を組んだものになりますので、ここはかなり結果を左右します。
 
さらに予算感によっては通話録音の書き起こしもサービスに含めますので、
かなりお得にご利用頂けると思います。
 
ご興味頂けましたらinfo@haruproject.comまで御連絡下さいませ。
 
 
 
 
では、本日はこんなところで。