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SEOを発注する前に、検索施策で考えるべき9つの大枠

 

SEOの需要って未だにWEBマーケ案件の中でもかなり多いですが、残念なことに視点が狭いままSEOを依頼したり、業者の言うがままになってる会社が結構あります。

SEOをやろうとする前に、まずGoogle,Yahoo!メインの検索施策では全体像としてどんな施策が考えられるのかを抑えておくと良いです。

始めからSEO業者に相談してしまうと、当然のことながら通常のSEOしか教えてもらえません。気をつけましょう。

私であれば検索エンジン施策の要望を受けた時、9つの施策を考えます。
ザッと上げてみます。

SEO

よくある一般的なSEOです。検索画面上の自然検索枠で上位に表示させます。

広告枠ではない部分に表示できることでサイトの信頼性が高まり、問い合わせに結びつく可能性が高くなると考えられています。

表示される場所は通常検索枠なので、広告枠の下部になります。

検索画面上部の見え方は不定期で変わっていきます。検索枠より上部にGoogleマップがでることがあったりと、キーワードによっては通常検索枠で表示させても想定より下に来ることもあるので注意が必要です。

SEOのメリットは広告費がいらないことです。一方でSEOであれば費用が全くかからないというわけではありません。会社によってはSEOコンサルで月100万近く支払っているところもありますし、SEOのためのサイト構築や日々の更新で数1000万単位かけている会社もあります。

SEOに取り組みむかどうかは広告費との兼ね合いでどちらが得かを検討した方がよいです。毎月リスティング広告費で数100万かけていて、成約が取れるキーワードはデータが取れているからあとはコストダウンしたい、など明確な目的を持って取り組むべき施策がSEOだと考えています。

 

SEOのデメリットは上がる保証がない事と、施策に一定の期間が必要な事です。

表示されるまでの時間がかかるため、当然表示された後のユーザーの反応を見てコンテンツを作り変えたりなどにも時間がかかります。スピード優先で取り組みたい企業にはSEOよりもWEB広告の方が向いていると考えられます。

SEOは内部SEO、外部SEO、コンテンツSEOで成立します。その他最近はサイトそのものの作りが重要になってきています。画像の形式や表示速度など、ユーザーにとってどう見えているかの部分です。Googleは検索時のユーザー体験向上をより良くすることを目指しているので今後この流れは加速していくでしょう。

SEOの難易度は年を追うごとに上がっています。業者に依頼した時の費用やSEOに伴うサイト改修,コンテンツ作成費用も上がっていっています。そこを加味して勝算がある場合は取り組むとよいです。

一昔前にSEOの営業会社が物凄い数いた影響で、中小企業の社長さんもWEBはわからないけどSEOは知ってるみたいな人が多いです。しかしこれからの時代はデメリットも押さえた上でSEO施策と向き合った方が失敗せずよいのではないでしょうか。SEOだけを盲信しSEOだけやっておけばなんとかなると考えるのはこれからの時代非常に危険な考え方です。

 

リスティング広告

検索上位に表示される広告です。

広告費はかかりますが、キーワードによっては、SEOをやるより成約が取れる場合もありますし、費用もSEOより安く済む場合もあります。

リスティング広告の分かりやすいメリットは、表示され始めるまでのスピードと検索画面の最上段という最も目立つ掲載位置を狙えることです。

また、ユーザーがわざわざ自分の手で検索しているタイミングで広告を出すので広告を見せるタイミングとしては最高で、あらゆる広告の中で最も成約に結びつきやすい広告になります。

 

その他、リスティング広告の最大のメリットはキーワード,広告文,LPのテストが出来ることです。つまり集客しながら調査という意味でのマーケティングができます。

そもそもWEBマーケに取り組み始めの会社の場合、どのキーワードで成約が取れるのかデータはありません。またそのキーワードで検索したユーザーが何を求めていて、どんな広告文にするとクリックしてもらえるのか分からない状態です。

LPもしかりで、どんなLPの構成だと広告をクリックしたユーザーが離脱せずに成約するのかわかりません。

リスティング広告ではキーワード,広告文,LPをいくつも登録することができるので、そこから企業にとっての最適解を見つけ出すためのテストができます。

 

リスティング広告のデメリットを提示すると、キーワードによっては単価が高くなることです。単体ワードなどの場合、1クリックで500円以上,1000円以上などかかる場合もあるので、広告費をすぐ消化してしまったり、または広告費が非常に高くなったりします。

そのためキーワードの競合性と平均クリック単価,想定CVなどを加味して、SEOをやるべきかリスティングをやるべきかを判断すると良いでしょう。

 

MEO

Googleマップで上位表示させる施策です。

Googleマップは最近Googleが色々な検索ワードで表示させる傾向にあるのでキーワードによっては非常に強力です。

また業種によっては競合が未だに全くない業種もあり人知れずアクセスを集めまくっているクライアントもいます。

その他社名検索をされた時に詳しい情報をサッと伝えるのにも有効なので、ある意味ブログやHPより便利な面もあります。

 

サジェスト、虫眼鏡

検索窓にキーワードを打ち込んだ時のサジェスト枠や虫眼鏡マークの関連検索に表示させる方法です。GoogleよりYahoo!の方が表示させやすく費用も安くなります。

検索ワードによりますが、ビッグワードで対策できる場合はかなりアクセスもCVも集まり、コストパフォーマンスもいい傾向にあります。


YouTube

YouTubeで動画を作ると、YouTube検索だけでなく通常検索でも上位に表示されやすくなります。また検索結果に反映されるスピードも早く、動画をアップして2,3日後には2P目に表示されたなどの事例もあります。なのでSEO施策を考える時、「どういう動画が上位に来ているか、または今後来る可能性があるか?」はSEO考える施策に漏れがなくなります。

YouTubeは世界第2位の検索エンジンとして知られており、またGoogleも今後は検索結果に動画が多くなることを予測として出しています。そのためSEOを考える場合YouTubeというのは外せない対策になってくると考えられます。

 

SEO上位媒体への掲載

SEO上位媒体への掲載既に上がっているまとめサイトなどに掲載を依頼する方法です。媒体によっては掲載費用がかかったり、契約期間に縛りがある場合があります。 

また業界に特化したポータルサイトを構築している場合、自社HPを制作して広告で誘導するよりも成約率が高くなることが考えられます。しかし一方で成約は発生しないのに掲載費用だけがかかる場合もあり、媒体のビジネスモデルや担当や業種でも変わってきます。

そのため一旦自社HPで一定期間広告を回してみて、1件成約あたりどの程度の費用がかかるのかを調査した上で媒体掲載をすると無駄のない運用ができると考えられます。

 

Discovery

いわゆるGoogle砲というやつです。スマホですと検索窓の下に、ユーザーが興味のあるジャンルの最新記事が掲載されます。

最新情報系のものが載りやすくなります。新商品が多い業種や、ブログを頻繁に更新できる会社なんかは狙っていけるでしょう。

 

Googleショッピング

通販系の業種で、検索画面上で探す商品なんかは向いてます。

特に自社ECでの販売を増やして行きたい企業などは取り組むと良いでしょう。


画像検索SEO

見込み客が画像検索で問い合わせまで結びつける商品の場合、向いてます。例えばアンティーク系の通販なんかは可能性がある気がします。

一方で物販で販売代理店が多数いるような業態の場合、画像自体での差別化というのは難しくなりやすいでしょう。その商品自体に独自性があるとか、取り扱いが自社しかないような商品であれば取り組む意味が出てくると考えられます。

 

 

と、ざっとこんなところですね。

上記はGoogleYahoo!と連動した検索エンジンの施策ですが、もっと言うと上記に加えてAmazon,楽天などモール系SEO・媒体毎のSEOと分かれていきます。
これらはモールや媒体毎にアルゴリズムが異なるので、個別に戦略、戦術を練っていかなければいけません。
こう考えるとSEOって果てしないですね。


業種によってはGoogleで施策をするより売上に直結する場合も全然ありますから、満遍なく色んな施策を視野に入れる必要があります。

SEO」と考えた時は、こんな感じで色んな切り口がありますので、各施策のメリットデメリットを把握した上で施策の選定ができるWEBコンサルタントがお勧めです。

 

 

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