Haru Project 合同会社のブログ

WEBコンサル/WEB広告運用/アクセス解析

コンサルや営業会社に「HP制作業者を紹介してほしい」と言われたら

弊社はWEBコンサルを生業としていますので、
よく「HP制作業者を紹介してほしい」と依頼を受けることがあります。
 
今までこういった案件に対応してきて、
いくつか結論としてまとまったものがあるので今日はそれを記事にしたいと思います。
 
 

紹介者の信頼を絶対に崩さないこと

自分も今までクライアントに紹介する経験がいくつかあったのですが、「どこか業者を紹介することで自分の信頼残高が低下しないか」が1番気になるポイントです。
 
HP制作というのは時にシステム開発を伴ったり、開発を伴わなくてもCMSプラグインを使ったり、WEBに詳しくない外部の人間では理解しづらい部分が結構あります。

 そのため一見ちょっとした点の擦り合わせが、予算の大幅な上昇につながったり、工数の大幅な増加に繋がったりします。

 

クライアントのちょっとした思い付きに対応するのが、エンジニア側でどれだけ神経をすり減らすのか、みたいな話はよく聞く話です。

 これを防ぐためには、サイト構築に必要な全体感の説明や、細部の詰めや変更が起こった場合の擦り合わせをスムーズに行えることが必要になります。

正直な話、ここは制作会社やシステム開発会社の根本的な腕に直結します。

 

クライアントが好き勝手に要望を言ってくるのは当たり前なので、すり合わせの腕が悪いとクライアントにフラストレーションが溜まり「たったこれだけの変更がそれほど大変なことか」と逆上されたりしてしまいます。

そして要望を飲んでいくとさらなる泥沼にはまったり・・・

どんなにクライアントが暴走しようとしても、手綱を最後まで握り、クレームに至らないようにコントロールし切る。

そのためには一定のシステムやサイト開発に対する知見と、その言語化能力と、コミュニケーション能力が必要になります。

 

HP制作会社にこれがないと、紹介した側のコンサル会社や営業会社が火消しに走る事になるので、時間と金銭の浪費になります。

こういった考えのもと、業者の知識量、言語化能力、商談スタイル、コミュニケーションスキルなどを吟味した上で紹介するようにしています。

 

紹介者の時間を奪わないこと(紹介者の口出しがいらず提案を任せられる)

上記と若干似た部分にはなりますが、HP制作はヒアリングの段階から確認するべき点が多くなります。

そのため話を進める際にコンサルや営業会社が間に入ってしまうと、話が又聞き状態のまま進んでしまうので進行が非常に遅くなります。

それだけでなく、必要な情報をスムーズに確認できないというのは結局エンドクライアントからしても面倒になりますし、誰にとってもメリットはありません。

 

提案の初期段階から、コンサルや営業会社の意向を汲み取り、その関係性をサポートする形のポジションを取りながら、HP制作に関するヒアリングは漏れなく行うということが制作会社には求められます。

 

一言で言うと「あとは上手くやっといて」が完璧にできる業者であることがHP制作会社を紹介する上で必要になってきます。

実際のところ、言うは易しでなかなかこれができる業者はなかなか少ないです。

 

論理的,合理的な提案と商談スタイル

私も元々営業をしていたのでわかりますが、営業スタイルというのは千差万別で人それぞれです。

感情に訴えかける者もいれば、論理的に商談する者もいますし、得意なチャネル、得意な商談パターン、得意な相手というのは様々です。

 

ただ、HP制作会社にはどちらかというと論理的,合理的な提案と商談スタイルが求められると考えています。

なぜかと言うと、HP制作というのはシステム開発に近い部分があるからです。

システム開発というのはクライアントの要望と業者の納品物に齟齬が非常に起きやすい領域です。そのためどんなに商談相手との関係性がいいものであっても、感情に訴えかけたり勢いでクロージングしたところで要件と金額が細部まで煮詰まっていなければ赤字になる可能性があります。

赤字でやっぱり受けられないとなれば時間の無駄ですし、最悪エンドクライアントとの関係性が悪くなります。

 

HP制作会社にはコンサルタントのような商談スタイルが一番よくマッチします。

HP制作会社に提案を任せることによって、HPというシステムを構築するために必要な全体感、細部調整、考えなければならない部分といった事が提示され、クライアントの脳内に全体の進行イメージが図解されているような形にできるとベストです。

そのHP制作会社と関わることで、サイト構築の全体像がクリアに見えてくる状態にできると理想的です。

このためには論理的,合理的な提案と商談スタイルが必要になってきます。

 

アクセス解析を当たり前に使いこなせる

今まで様々な制作会社とやりとりをして特に苦労してきたのが、「アクセス解析に関して知識がない業者が想像以上に多い」という事です。

その他Googleアナリティクス,サーチコンソール,タグマネージャーみたいなWEBマーケティングの必須アイテムに関する知識がない業者も非常に多いです。

 

WEBマーケティングというのは科学みたいなもので、現状を数値化して課題や改善点を探り、ブラッシュアップしていくの繰り返しです。

 

アクセス解析を使えない業者というのは、現状をなんとなくぼんやりと把握し、それに対する改善案というのも「なんとなく」とか「思いつき」とか「ひらめき」になります。

もちろん改善にアイデアは必要ですし、全てが数値化できるかというとそんなことはありません。推測で進めなければいけない部分も当然あるのですが、可能な限りそれを裏付ける数値が欲しいものです。

アクセス解析を使わない業者の傾向として、HPを1つの完成された作品のような形で捉えてしまって、運用していくものという視点を持っていません。

 

毎月アクセス解析を見ながら、より良くしていくために何を考えるのがWEBマーケです。

HP制作会社がアクセス解析を当然のように使いこなせると、運用が加速していきますのでそうしたHP制作業者を紹介するように心がけています。

 

サイト構築とアクセス解析の連携に支障をきたさない

これも今までかなり困ってきたのですが、サイト構築とアクセス解析の連携の知識が乏しいと、リニューアルなどの際に企業側のデータ管理が非常に大変になります。

例えば同じページのURLが変わってしまうと、Googleアナリティクス上でリニューアル前後のアクセス数を比較することができなくなります。

Aというページの流入を増やすためにリニューアルをしたのに、Aというページのデータ比較が簡単にできないという状況になるので、PDCAのスピードがかなりかかってしまいます。

ちょっとしたことですが、これに似たことが色々起こるのです。

パッと思いつくだけでも

・CV設定の際のURLが変わってしまいCV計測比較ができない。

Googleアナリティクスの目標IDが変わってしまいCV計測比較ができない。

Googleアナリティクスの目標IDが変わってしまいレポーティングツールとの連携ができない。

・タグ設置を簡便にできるCMSを使用していない。

みたいなことを今まで見てきました。

WEBマーケの初歩であるアクセス解析をHP制作業者が十分利用できていないと様々な問題が発生しやすくなりますので、コンサル視点で見るとここをうまくやってくれる業者を紹介したいと考えています。
 

SEO対策をセットで任せられる

今のSEOは、外部業者のリンク対策やコンテンツ対策だけでなんとかなる時代は終わっています。

そもそものサイト設計やサーバー、画像処理やCSS,JavaScriptの読み込みをどうするかみたいな部分まで話が及ぶことも多くなってきました。

そのため、SEO対策をする業者とHP制作業者がバラバラだったりだったり、どちらかの知識が不足していると、SEOを強化しようにもどうにもできないという状況に陥りやすくなります。

HP制作業者はSEO業者でもあり、SEO業者は制作業者でもあり、という形がこれからのSEOには必要になってきます。

SEOも変動が激しいですが、トレンドや最新情報を学び時代に対応していけるだけのHP制作業者と組むことが重要です。

 

MEO対策をセットで任せられる

Googleマイビジネスの最適化の部分です。

少し前まで軽く見られていたGoogleマイビジネスも、今後はかなり重要視されることが予想されています。

なぜ重要かと言うとGoogleマイビジネスはGoogleが全業種に向けて事業情報データを取り、発信するための共通フォーマットだからです。

Googleからすると千差万別のフォーマットのサイトから情報を集めるより、共通フォーマットで情報を集めた方が効率が良いのでイコールマイビジネスは検索画面上で優遇されやすくなるのです。

 

MEOはSEO戦略と絡めて用いられることも多く、実店舗ビジネスでは必ず行った方が良い施策です。

単に情報を入れるだけでなく「どこのキーワードで露出させ、アクセスを呼び込んでいくか」というのが重要です。

そのためHP制作やSEOとバラバラに取り組む施策ではなく、サイト設計と同時にHP制作会社がまとめてできることが理想です。

 

コンテンツ制作をセットで任せられる

SEOで特に重要になってくるのがコンテンツ制作になります。

HP制作会社はサイト制作だけでなく、運用面をカバーしていく上でコンテンツ制作の腕が非常に大事になってきます。

特にSEOでアクセスを集めたり、成約を生み出すコンテンツということを考えると、「集客を生み出せるトピックやコピーには何が必要か」とか「このキーワードでアクセスしてきた人は何を考えていて、それに対してどういう構成で話を進めると成約させることが出来るのか」みたいなことを考える必要があります。

したがって単に文章をかければ良いという範疇を超えたスキルのライター選定をすることが必要になってきます。

またキーワード設計、検索上位サイトの調査、ライターのマネジメントなど専門的な体制が必要になってきますので、通常のHP制作とは違った領域になってきます。

ここがガッチリ作れていると、SEOやウェブメディア,オウンドメディアの構築で成果が出せるようになってきますので、こういった部分も紹介する上では必要な視点になってきます。

 

LP制作をセットで任せられる

WEBマーケの世界にはLP制作の専門会社があり、LP1本80万円前後したりします。

高いと思うかもしれませんが、広告主からすればLP1本で数100~数10000万円の広告費の成約率が+20%~倍近く変わったりするので、売上金額に直結するわけです。

成約率が上昇すればその分広告費を削減するという選択肢も出てくるので、広告費をかけること以上にLPの最適化というのは重要ポイントです。

そのため制作会社にLP制作を依頼した時にどの程度のクオリティのLPが出来上がるかで、かなり制作業者の評価が変わってきます。

なんとなく情報を縦長にしただけのページをLPとして出してくるのか、構成やライティングに気を配り、読まれて成約するLPを出してくるのか、制作業者によりスタンスはかなり変わってきます。

本当に予算が潤沢にあれば、本格的なLP制作業者をお勧めしますが、そうでなくてもある程度の予算感で比較的高いクオリティでLPを作ってくれる業者を選べると良いです。 

サイト内導線に関して知見がある

サイト制作と「売れる」サイト制作が別物であるように、

単純にクライアントの要望通りのサイトを作ることと、訪問したユーザーがしっかりと目標達成に至るサイトを作り上げる事は別の知識が必要です。

専門的にいうとUI,UXと言われる部分になるのですが、売れるサイトを作るためには、制作会社のディレクターやPMがマーケティング視点を持つことが必要です。

「自分がユーザーだったらこのポイントでこういう感情を抱くのではないか?」

「自分がユーザーだったらここでこういう誘導のされかたをした方が買う気になる」

といった思考を持つことで、売るためのサイト構築ができるようになります。

エンジニアスキル一辺倒の制作業者ですと、この辺りの視点が非常に弱い場合があり注意が必要です。

 

EFO(エントリーフォーム最適化)ができる

WEBマーケの専門家の間でよく言われるのが「フォームの最適化でCVがかなり変わる」ということで、詳しくない方からすると見落としやすい部分です。

 

フォーム周りというのは、前向きに検討しているユーザーをスムーズにCVまで持っていく最後のポイントで、ここの改修だけでCVが劇的に上がる事例もよく見られます。

言ってみればマーケティング改善の上で一番初めに見ておきたい部分になります。

 

また、フォーム周りは特にシステムが絡むポイントで、サイト改修によるトラブルが多く出やすいポイントでもあります。

フォームに拘っていないと、ボタンを押すだけのフォームで納品されたり、最悪フォームが稼働してないなんてことになったりしますのでEFOの知識というのは必須になります。

 

システム構築ができる

サイト構築をしているとある程度の規模感の案件というのは必ず出てきます。

その際システム構築をしないと構築ができない案件というのもあって、例えば分割払いのシミュレーションシステムを作りたいとか、求人サイトを作りたいとか、サイトの動きと社内の基幹システムを紐づけたいとか、いくらでも要望は考えられます。

 

そうした時にシステム構築ができず数10ページくらいの一般的なサイト構築しかできない業者ですとそこで提案が止まってしまいます。

 

システム構築や大規模なサイト構築も経験値としてもっているHP制作業者ですと、案件を繋いだ時にどんな要望が出てきても、スムーズにクロージングまで行きやすくなります。

 

ECや予約システムなどにも対応可能

サイト構築でよく話が出てくるのがEC構築とか予約システム構築みたいな案件です。

これらは普通のサイト構築とちょっと違う点が多くなります。

ECであればCMSの選定もサイト管理フローもサイト外部との連携も、通常のサイト構築とは違ってきます。

予約システムであればこれまたパッケージの選定から社内のデータベースやCRMとの連携が必要になってきます。

したがって、すべてを完璧にというのは難しいと思いますが、ある程度の知識量を持って提案ができる業者ですとスムーズに事が運びます。

 

コミュニケーション体制

どんなにスキルがあっても、クライアントから見て現状が見えないとか、放置されているとか、連絡が遅いみたいなことがあると信頼は得られません。

そのためその会社がどういったコミュニケーション体制を築いているかを弊社は重要視しています。

特にサイト構築やシステム開発は顧客とのコミュニケーションを握っておかないと炎上しやすい領域になりますので、紹介する上では最重要項目になります。

 

最後に

まとめてみるとHP制作業者には本当に様々なスキルが必要になることがわかると思います。

上記全てを兼ね備えている業者というのは本当に少数で、もはやコンサルといってもいい知識量になってくると思いますし、金額がかなり高額になりがちです。

 

弊社でも色々な業者とやりとりをして試行錯誤してきましたが、なかなか満足の行く業者というは探すのが困難でした。

ところが最近、開業5年目にしてようやく、胸をはって紹介できるHP制作業者を見つけ出すことができました。

そこそこの価格帯で満足のいく内容を提供できて,スキル幅も広く実績もしっかりした業者です。

このHP制作業者を見つけてから大企業に対する提案もスムーズにできるようになり、自分の仕事は減ったのでコンサルとしての業務に集中しやすくなりました。

 

正直なところ、人に知られてしまうと弊社の案件がお願いできなくなる可能性もありますし、いい業者を探すのがどれほど大変なのかがご理解頂けたと思いますので、気安く教えたくないのですが、この記事を読んでくれた方には特別に紹介します。

 

info@haruproject.comまでメールを頂くか、

下記QRを読み込んでLINEまで連絡ください。

その際必ず件名に「HP制作業者の件」と入れてください。

一旦代表がヒアリング、説明した後お繋ぎします。

f:id:HaruProject:20210426131914j:plain

こちらを読み込んで連絡



 

コンサル,PM,実行

WEBサービスを組み立てて提供していると、

事業者も依頼者もよく勘違いしがちなことがあるなと感じます。

 

それは何かというと、

・誰がどこまで手を動かして

・進捗確認は誰がして

・最終チェックは誰がするのか

という部分です。

 

聞くと単純に思うかもしれませんが、

WEBの世界では意外とここが複雑だったりします。

 

例えば広告運用を例にとると、

広告の設定以外にも、タグマネージャーとの連携や、コピーライティングの作成は運用者がするのかどうかという問題があります。

これらは一見「広告運用」という一括りにされがちですが、分解してみるとGoogleFacebookなどの数字を見ながら箱の手綱を握り乗りこなすマーケティングスキルと、エンジニアスキルと、コピーライティングスキルという全く別の要素が一緒になっていることがわかります。

そのため依頼者からすると全部まとめてやってよと思うのに、提供者からするとスキルの幅が広くないとできないという面があります。

また多くの場合はバナー制作や動画制作は別料金なことが多いですしLPも当然別になります。しかしWEBに詳しくない方からすると「え、それは別料金なの?」という話になったりしてややこしいところです。WEBデザインや動画編集,企画のスキルも必要なのでよく考えると一緒にはできないことを理解してもらえると思います。

 

これらを1人の人が丸ごとできれば便利なのですが、現実問題そうはいきませんので、1人でまかえない部分は専門の人間がやることになります。

こうしていくと意外と広告運用1つやるにしても必要な要素が多岐に渡ります。

これが誰がどこまで手を動かすのか、という話です。

 

 

ここまで読んで頂けると見えてくると思いますが、

WEB施策はやることが多いので、実行者以外に全体の進捗管理を行う人間が必ず必要になってきます。

実行者が1人だとしても複数人だとしても、結局作業工程が多くなるので全体の進捗管理がないとスムーズに進まないのです。

こうしてPM(プロジェクトマネージャー)という仕事をする人間が必要になります。

PMというともっと大きな事業体を任されるイメージを持つかもしれませんが、WEBの場合は小さい単位の仕事だとしても作業項目が多くなるため、確認項目も増えPMが必要になってくるのです。

 

そして、最終チェックの部分。

ここはPMがやることが多くなりますが、場合によっては依頼側の責任者が目を通しておかないと後で問題になることもあります。

広告の訴求の仕方やクリエイティブは企業イメージや景表法,薬事法などの面で確認しておかなければいけないこともあり、その場合は依頼側が最終判断を下す必要があります。

 

 

弊社はコンサルタントとして入ることが多くなりますが、

コンサルタントの業務範囲というのは情報収集,学習と情報提供と捉えています。

したがって、制作やSEOや広告運用などのプラスαの施策が必要になった時にPMとしての機能をコンサルタントは持ち合わせていません。

コンサルがPMをしてしまうと肝心の情報収集,学習がおろそかになり、コンサルとしての機能が低下する恐れがあります。

そのためPMを誰がやるのか、PMの費用はどこから負担するのかということを事前に考えておかないと施策がうまく回らないことはよくあるのです。

 

 

実はこの話、広告運用に止まらずSEOにもサイト制作にもLP制作にもアクセス解析にも、全てのWEB施策で問題になる点です。

どの施策も確認事項が多くなるのでこういった考えを抑えておくとWEBマーケがうまく進みます。

 

 

 

HP制作の決済代行手数料は広告物の制作より高い

WEBコンサルをしていると、

よく「HP制作業者やLP制作業者を紹介してほしい」

と依頼を受けることがあります。

 

サイト構築というのは依頼が非常に多い反面、

依頼者によってどこからどこまでの依頼かが幅広いので、

簡単そうに見えて意外と受けづらかったり、

トラブルが起きやすいという事実があります。

 

その証拠に、決済代行業者なんかに話を聞くと、

「HP制作」というジャンルは決済代行手数料が割高に設定されていたりします。

チラシとかバナーみたいな広告物の制作とは別物扱いなのです。

 

理由としては、HP制作というのはシステムを伴うものなので、

システム開発というのは依頼者と受託会社のすれ違いが起きやすく、

未払いが起きやすい。

そのため決済代行手数料も高めに設定されているということです。

 

 

「誰が」「何をしている時に」「どう見せるか」

広告は

「誰が」「何をしている時に」「どう見せるか」

で考えるといい。

 

「誰が」はターゲティングで決める。

・地域,年齢,性別,年収,職業

・趣味嗜好

・どんな検索履歴のある人か

・どんなライフイベントのある人か

・どんな繋がりを持っている人か

などなど

 

 

「何をしている時に」は

同じ人でもどんなモードでいるかで受け取り方が変わる。

これは媒体や配信面の影響を受ける。

 

趣味のYouTubeを見ている時に、

仕事関連の広告を見てもわざわざ見ようとは思いにくい。

それならタクシー広告の方が仕事モードで見てもらいやすい。

 

一番いいのはユーザー本人が検索している時。

しかも検索ワードが広告主の売りたいものと近い時だとベスト。

 

この広告を出した時、

ユーザーは「どんなモードでいるか」を考える。

その広告で行動させるのか、

とりあえずサイトに流入してもらってリタゲで追いかけるのか、 

それともインパクトだけ残して記憶して貰えばいいのか。

着地点を考える。

 

 

上記の組み合わせを考えながら、

「どう見せるか」を考える。

当然、KPIはCVじゃない場合もある。クリックすらいらない可能性もある。

目的によってレポートの見方が変わり、

ブラッシュアップの方法も変わる。

【Googleアナリティクス設定】内製化するのはそう簡単じゃない

少し前の話です。

 

よくして頂いているクライアントから、

Googleアナリティクスの研修を行いたいと話をもらいました。

 

その会社ではHTML,CSS周りをいじれるコーダーが3〜4人いる上に、

サイトを7個くらい保有しているので、

Googleアナリティクス周りの設定をいちいち弊社に発注しなくても、

社内でなんとかしようと考えたのでしょう。

 

弊社は基本的になんでもやってみましょうというスタンスなので、

2つ返事で研修を行ってみることにしました。

 

 

ところが、これが大失敗でした。

 

 

まず第1に、研修を受けるだけでGoogleアナリティクスの設定が完璧にできるかというと、そうでもないということがわかりました。

 

これは後から分かったのですが、

「設定が完璧にできるようになる」ことをKPIにすると、

個別に設定したものを隅々まで添削する必要があります。

それこそ、個々の理解度に合わせたパーソナルトレーニングみたいな形になるので、

コーダーが4人いれば工数も×4人分になります。

 

一般的に研修というのは、1回で完璧に身に付けるところまでは目標にしていません。

概要をざっと押さえてなんとなくこんなもんか、と頭に入れておくためのものです。

「体得する」というのは別問題というのが一般的な研修ですが、

ここを捉え違えていました。

これが1つ目の失敗。

 

 

第2に、サイト構造によって簡単に設定できない部分があるという事

 

例えばよくあるフォーム形式ですと、

「サンクスページ」というものが問合せ完了時に出てきます。

問合せフォーム→確認ページ→サンクスページ

とURLが変わる形式であれば、Googleアナリティクスで目標にサンクスページURLを仕込むだけで簡単に設定ができます。

 

しかし、上記のような形式でない場合、

例えば問い合わせフォームでサンクスページが表示されず、

送信ボタンを押したらそれで終わりの場合などは、

送信ボタンを押すというアクションを目標到達ポイントに設定する必要があります。

そうするとサイト内部を若干いじることになるので、

簡単に設定できないのです。

上の事例の会社さんは、サイトごとにフォームの作り自体も違っていたため意外と難しいポイントが増えてしまいました。

 

 

第3に、意外とGoogleアナリティクスの設定にはビジネスに対する理解が必要でした。

マニュアル通り項目を設定して行っても、

「そもそも自社のマーケティングをしていく上で見ておきたい項目はここ」

ということがわからない人間が設定しても、

なんとなく上っ面になってしまうのです。

流入やPVが見れるようになったからといって、だからなんだ、

男女比率や年齢層が見れるようになったからといってだから何だ、

という感覚がどうしても拭い切れませんでした。

 

これは私がWEBコンサルタントだから感じるのかもしれませんが、

「初めに目的を持たずしてなんとなく計測ができるようになっても、そこにはWEBマーケの命が吹き込まれない」といった感覚を覚えてしまいました。

 

 

 

 

第4に設定ミスした場合に大きくロスが起こるという事態が起きました。

この時は、研修中に社員様に設定をしてみて頂いたのですが、

研修後しばらくして、

GoogleアナリティクスのPVが異常に多くなるという事態が起きました。

原因をあれこれ調べた結果、タグ設置ミスで何重もPVが計測されていることがわかりました。

そのため原因調査〜改修に1〜2ヶ月程度かかり、

この会社ではその間WEBマーケに関することはまるで出来ず、

費用も自腹を切る事態になったためとんだ災難でした。

 

例えば制作からアナリティクス設定まで全て弊社で完結していれば、

この辺りの対応は非常に早くなるのですが、

複数の関係者がいる場合はそうもいきません。

 

PV増加が判明

調査(設定した方,制作会社全員にヒアリングその他)

多重計測と判明

全サイトのタグの挿入状況を確認

制作会社に依頼

スクレイピング

制作会社に依頼⇄目視で全ページ確認
※ここを7往復ほど

設定し直し

 

こんな感じで非常に時間がかかりました。

 

内製化をすると、社内に入りたての新人や

詳しくない方が設定をすることも想定されます。

そうするとこういった事態は頻繁に引き起こされるという予想をしたため、

この時は率直に「辞めたほうがいいです」という見解を、

依頼を受けた会社に伝えました。

 

Googleアナリティクスの設定を内製化することで、

Googleアナリティクスの計測が狂い、

日々取っているはずのデータが不確証なものになるのであれば、

それは本末転倒だからです。

 

 

 

と、こんな感じの失敗がありました。

正直これで結構な損失を出したので苦い思い出ではありますが、

内製化を考えている会社に対しては1つ有効な知見を提供する経験が出来たと考えています。

 

そもそもWEBの世界は分業化が非常に進んでいるため、

複数の領域を行ったり来たりできる人材は非常に稀なのです。

 

Googleアナリティクス設定で言えば、

Googleアナリティクスそのものの知識にプラスし、

WEBマーケティング全体の知識、広告の知識、Googleタグマネージャーの知識、

簡単なコーディングの知識なんかも必要になってきます。

こういう複数領域の知識を持つ人間は、大体専門会社にいるか会社員に留まる必要がないので独立してしまうのが実情です。

 

この辺りをサッとできる人材を育てるくらいだったら、

わかる人間に依頼した方が時間を有効利用することができるはず、

というのが弊社の見解です。

 

これが広告,ブログ,動画とかですと、

クリエイティブの質の問題が出てくるので内製化した方が

良いものができる可能性もあるのですが。

ことGoogleアナリティクスに関しては外注した方がよさそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

Haru Project 合同会社の約束

弊社はWEBサービス提供会社である前に、
WEBコンサルティングを提供する会社です。
 
必要な情報を提供せず、不必要な商品を売る事はしません。
顧客のビジネスの役に立つ事のない商品は、弊社から紹介致しません。
1つのWEBサービスを、自社の利益を最大化させるために、必要のない見込み客に売る事を絶対にしません。
それが弊社の存在意義であり、ここが崩された場合は弊社の価値は0となります。
 
 
1、商品提供の前に情報提供
施策を打つ前に、把握しておくべき必要な情報を提供します。
SEO,MEO,リスティングであれば事前の検索数リサーチが必要です。
 
2、メリット,デメリットの情報提供
どんな施策でも良い点と悪い点があります。
両方の視点を提供し、お客様にご納得頂いた上での商品提供を心がけます。
 
3、結果の可視化
WEB施策は結果をデータ化できる事が強みです。
大体の場合は、施策からどれくらいページに流入しているか
施策から問い合わせや電話がどの程度発生しているか、が分かります。
結果を見ながら事業としての見せ方を改善していけるのがWEBの強みです。
弊社に都合の悪い結果が出たとしても、顧客と同じ方向を向き改善を積み重ねる。
それがWEBの本質です。結果を不透明に隠す事はしません。

会社情報

会社情報   Haru Project 合同会社

設立年    開業2012年4月、法人化2018年9月
主要業務   1、各種コンサルティング
       2、各種システム、ソフトウェア等の企画,制作,
          配信,保守管理,運営,販売及びそれらの委託
       3、広告業及び広告代理店業
主要取引先  コンサルティング業務のため非公開